Daily Archives: 2018.6.2

借地権の相続

借地権を相続する際にすべきことが明確に分かる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?実は、一般的な土地や建物の相続とは異なる借地権の相続は、相続した際にすべきことについて分かってない人の方が圧倒的に多いというのが現状です。実際のところは、借地権を相続する際にすべきことは意外と少なく、地主に相続人を通告し、借地契約の書き換えを行うだけでいいのです

建設中そもそも、借地権とは第三者に地代を支払うことで土地を借り、その土地に個人の建物を建てることができる権利のことを指します。そして、借地権の相続とは、先に述べた権利と借りている土地に建っている建物を相続するということを意味します。基本的に、借地権者が亡くなられた場合、借地上に建てられている建物は、通常の遺産相続と同様に、法定相続人が所有することが借地借家法によって認められてます。また、これに伴い、借地権も法定相続人へと移転されます。なお、借地権の相続は、民法896条の規定により、地主への承諾を必要としません。これは、地主が代替わりしていても同様です。また、承諾料や名義書換料といった支払いも一切発生しません。

ただし、贈与や売買などによる借地権の移転の場合や借地権の名義と借地上にある建物の名義が異なる場合などは対処が異なります。また、借地権の種類によって存続期間が異なり契約満了後は土地を返還する必要がありますので、契約内容を確認しておくことが大切です。このように、条件次第では承諾料などの支払いが発生したり、借地権によっては土地の返還が必要だったりしますが、借地権の相続だけの場合は、内容証明を使うなどして地主に対して相続人を通告すること、借地契約を相続人に書き換えること、この2点だけで手続きは完了します。つづいて相続した借地権の売却について紹介していきます。